三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート!」2011年7月31日放送

『里山』ならぬ『里海』で、豊かな自然に恵まれた海を享受しつつ、アウトドア&ネイチャープログラム体験!

現在志摩市で行われている『里海プロジェクト』。
地域全体を海に囲まれた志摩市が、海の環境を守りながら、その資源を漁業や観光などに生かしていくためにはじめた、まちづくりプランです。

その一端を担うのが、

『志摩自然学校』のみなさん!
真珠養殖の故郷である英虞湾に面した登茂山(ともやま)公園を拠点に、恵まれた自然を先生として、シーカヤックや漁業体験など、 四季を感じるさまざまなアウトドア・プログラムを提供。
志摩の海、自然、そして魅力を体いっぱいで感じてもらい、志摩のファンづくりに取り組んでいます。

学校がオープンして6年目・・・豊富なプログラムの魅力に惹かれ、利用者は年々増加。
今ではカヌー体験に100人以上の団体さんが申し込まれることもあるそうです!

志摩自然学校のアクビティ体験、人気ランキングの第1位、『シーカヤック体験』。
英虞湾には小さな島が64個もあり、それらをカヤックで周遊。
初心者やお子さんでもすぐに乗れるようになり、ガイド付きなので安心して、海の散歩を楽しめるのが人気の理由です。

第二位は『ウォーターボール体験』。
船で沖まで連れて行ってもらい、直径2,5mのボールの中で、海を体感。
ちゃぷちゃぷと水の音が聞こえ、リラックスできるそうですよ。

そして第三位。『カニ漁体験』。
志摩自然学校から車で30分ぐらいのところにある、神明漁港から、漁船に乗せてもらって出発。
カニは夜行性のため、前の夜から網が仕掛けてあります。
夏場、浅いところに産卵に来る蟹を獲れるそうです!

もちろん獲れたカニは、茹でたてを試食!

カニ網漁体験は、地元の漁師さんたちの協力によって運営。
地域を盛り上げていきたい気持ちは漁師さんたちも同じ。
志摩の里海プロジェクトは、地域の様々な人たちの協力によって支えられているのです。

この他にも、志摩自然学校では、ヨットセーリング、スノーケリング、スキューバダイビング、サーフィンなど、たくさんの体験プログラムを用意。
志摩の自然にある草木や海藻などを使う自然染め体験やクラフト体験教室は、地元の人たちの協力で実現しました。

志摩の郷土料理を体験する料理教室は、以前ご紹介した、『いそぶえ会』のみなさんが担当。
旅館の女将さんや料理のプロといっしょに、手こね寿司など志摩ならではの料理をつくって味わえます。

海の幸や資源を教授しながら共生を目指す、海と人の新しい関係『里海創生』。

地域が一体となって、海を守る・・・。
豊かな海の自然、恵みを体験してもらって、また志摩に来たい、志摩に住みたいと思ってもらう・・・。
それが海と人が共生する里海プロジェクトなのです。
志摩市はこの取り組みによって、新しい地域づくりを目指しています!